離婚から新生活へむけて

彼女の結婚生活は、他者から見れば幸せそのものでした。
彼女自身も「最初は良かったんだよね」と笑顔で語っていました。

しかし、数ヶ月が経つと、夫は手伝っていた家事をしなくなり、次第に仕事へ向かうことも少なくなったそうです。

この頃、彼女は将来が不安になり「別れたい」と感じ始めたそうですが、夫とその両親は孫を溺愛しており、別れるなんて言い出せない雰囲気だったそうです。

私もその両親と一度だけお会いしたことがありますが、物腰が穏やかでとても真面目な方たちだと感じました。

彼女も夫の両親の事は好ましく思っており、悲しませたくない、失望させたくないと仕事へ向かわない夫の代わりに家事に仕事に全力を尽くしていました。

周囲の友人からは、「親を頼ったらいいのに」という声が多く聞こえてきましたが、彼女には親の反対を押し切って結婚したという負い目があり、自分のせいで親に負担をかけたくないという思いもあり、親に頼ることも、別れを切り出すこともできない状態でした。

そんな状態が数ヶ月続き、久々にあった彼女は少しやつれてみえました。

「別れたほうがいい」なんて言えないと思っていましたが、疲れ果てた彼女をこれ以上見ることができず彼女の親に相談を持ちかけました。

余計なお節介だったのかも知れない。
私が口を出しては行けなかったのかもしれない。

と感じる事はありましたが、彼女はただ「ありがとう」と言ってくれその一言のおかけで私は安心しました。

それから彼女は夫と住居を別にし、夫の両親に夫の状態や自分の思いを話したそうです。

孫を溺愛していた夫の両親は、たまに会わせてくれと言っただけで離婚することに対して何の反対もしなかったそうです。

そして、彼女は今シングルマザーとして生活しています。

結婚から離婚、そしてシングルマザーへとなった彼女は今、とても明るく毎日家事や育児、仕事に全力を尽くしています。

しかし、前のようにやつれておらず、とても明るい笑顔で毎日を頑張っています。