離婚してからの見えない敵

若気の至りで結婚してから3年。あっという間に夢は散っていった。

残ったのは失った日々と苦労だけ。何度も何度も自分を責めて相手を責めた。どうしてこうなってしまったのか考えてすごす日々は地獄にも思えた。

でも実際にそれは地獄の始まりでしかなかった。こどもがいなかったのが幸か不幸かわからないけれど働きにでてお金を稼ぐしかなくなった。

手当たりしだいに求人広告を見て申し込んだ。面接に呼ばれて必ず聞かれること、、結婚しているの?離婚しました、、、。

ただの事務的な質問に答えるだけなのに胸がつまりそうで辛かった。面接で涙なんてありえない!でも離婚の言葉を口にするたびに涙があふれた。勝手だけど相手の同情する様子もいやだった。

この時から本当の地獄の始まりはここからなんだって思った。

しばらくして家を出て行かねばならなくなった。部屋をかるのにも一苦労。若い女性が一人で部屋を借りるのでさえ大変なのに離婚してお金もない。三重苦だった。いいことなんてなんにもない日々。

ただひたすら働いて家に帰ってくる。疲れ果てて眠るだけ。離婚の影が重くのしかかる。どこにも行く気配のない重い影。いったいあとどれだけ辛い思いや苦しみを味わったらいいのかわからなかった。

時が傷を癒してくれるなんて言うけれどそれさえも信じられないくらい私の傷は時とともに深くなるような感じ。誰でもいい、、、誰か私を救ってほしい、、、。でもこれじゃあだめだと思った。

こんな自分が招いた現実に背を向けてもしょうがない。少なくとも私には助けてくれる家族や友達がいた。

これからは自分のためじゃなく周りの人のために生きていこう!そう誓った。

時間はかかったけれどやっと前向きになれた。そのころには離婚から1年ほどたっていた。